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トラックボディの売買サイトが登場 業界初
10月11日、中古トラックの販売や輸出を手掛ける株式会社片岡オート(以下:片岡オート)は、トラックのボディを手放したい人と、それを必要とする人とを繋ぐマッチングサイト「トラボディ」をリリースしたと発表しました。
トラックのボディを扱うサイトとしては、これまでトラック業界大手のパーツ販売サイトや、中古車部品のサイト、フリマサイトなどの選択肢はありましたが、トラックボディに特化したマッチングサイトは過去に例がなく、「トラボディ」が史上初となります。

不要になったトラックのボディは、そのまま廃棄されるケースが目立ちます。新しい買い手を見つける手段も少なく、また見つかったとしても配送コストがかかるためです。しかし廃棄にはコストがかかるうえ、環境への悪影響も心配されます。
その一方、昨今は中古ボディの需要が高まりつつあります。世界的な半導体不足の影響もあり、ボディの生産が追いついていないことなどが原因です。
「トラボディ」は、不要になったボディを、配送コストが少なく済む近隣期間で売買できる仕組みを提供することで、ボディの廃棄を減らし、中古ボディ需要も満たすことを目的としたサービスです。
「トラボディ」でボディの購入を検討するユーザーは、メーカーや形状、価格帯、サイズ、都道府県など、複数の条件を組み合わせて、目当てのボディを絞り込むことができます。特に都道府県は、輸送コストを早柚する重要なポイントといえるでしょう。
都道府県を指定し、近くのユーザーと取引できる点がメリットです。
なお、成約手数料は商品代金の5%(税込)で、上限は4万円、下限は2200円となります。
トラックのボディにはさまざまな活用方法があります。
▽災害時の避難場所に
トラックのボディは丈夫に作られており、なかには50人ほど乗れるものもあります。
阪神淡路大震災の際には、実際に避難場所として活用されました。
▽大きな荷物や農作物の保管庫、飼育小屋に
トラックのボディは雨風をしのげるため、保管庫として利用することもできます。
車やバイク、農作物、農機物を保管したり、犬や猫の飼育小屋にするケースもあります。
▽リノベーションして小屋・事務所に
トラックのボディには、窓をつけるなどのリノベーションを施すこともできます。
家具を揃え、小屋や事務所として活用することも可能です。
「トラボディ」で、本来廃棄されるはずだったボディを再流通させることは、SDGsの13番目の目標である「気候変動に具体的な対策を」への貢献が期待されます。
文/BUY THE WAY lnc.
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